加賀建設の過去・現在・未来

home > 企業情報 > 加賀建設の過去・現在・未来

「どんな社会になっているか」ではなく「どんな社会にしたいか」

専務取締役 鶴山 雄一

生み出す苦労

生み出す苦労
昭和30年代、会社存続が危ぶまれるなか、鶴山 務は金策に走りまわり、持ち前の負けん気で“機会”を“好機”と捉え、今日の姿へつなぎました。金石地区の水産漁業関係者が出資を行い、漁業用木造船の製造を主事業として昭和18年に「加賀造船株式会社」として発足したのが、現在の加賀建設株式会社の始まりです。初代社長は金沢市漁業協同組合長も務められ、木造船の需要が減るなか建造技術を応用して、建築工事の受注活動を始めたのが建設業進出へのきっかけとなりました。その当時、盛んに建設されていた木造の公営住宅工事の方へ積極的に参加するなど、多くの木造住宅を手掛けましたが、利益面・施工管理体制では問題が多く、大きな柱と成り得ませんでした。

昭和38年1月に石川県では歴史的な豪雪が発生し、翌年に金沢港建設計画が発表。苦しい経営を迫られていた二代目社長の鶴山 務は、この機会は現状を打破する大きな好機と捉えて、港湾土木への進出を決断して土木工事の比重を高めていきました。今日ある姿、経営基盤をつくるのには、想像するに大変な努力があったかと思います。
old_02old_03old_04

会社の成長は社員とともに
幾多の社会変化のなかで、三代目社長である鶴山 庄市が特に力を入れてきたのは、「人を育てる」ことでした。
建設業は工事を通じて地域に住む人々の生活の利便性を向上させ、暮らしの安心、安全を確保していく大きな社会使命を持つ業種です。その工事を行っていくのは“人”であり、社会使命や役割を理解していなければ望む成果が生まれず、社会から必要とされる会社になりません。
銀行あがりの鶴山 庄市が建設業へ入った時、人の資質、考えに大きな違いを感じ、新入社員からベテランの社員に至るまで真剣に向き合い、会社としてありたい姿を伝えてきました。また、社長自身が成長に繋がった経験を社員にも学んで欲しいと考えて、地域行事への参画、ボランティア活動など多くの機会を提供してきました。

そのような経験を踏まえて、使命感を持った社員が育ってきていますが、彼らにとって大きな成長の機会となっているのは若い人間が会社へ継続して入ってきていることです。人が人を育てること以上に学ぶことはなく、それは親が子を育てる時と同じであり、会社が浮き沈みを繰り返したなかでもトップの思いのもと雇用に努めたことが社員の成長、そして会社の成長につながりました。最近スポットを浴びる女性土木技術者も今から10年前に雇用したわけですが、異なる存在が組織に入ることで刺激となり、その関係のなか切磋琢磨し、今では20代、30代の若い世代が主力となり、会社を牽引しています。
old_07old_06old_08

いまの建設業
ひと昔前までは、「図面と同じもの」をつくっていればよい時代でした。いま建設業の現場では、「安全」「評価」という要素が強い状況であります。現場不在の時に事故が発生すれば、管理する人間の責任を問われ、専門業者が望まない不慮の事故であったとしても管理する私たちに責任があります。大きな問題とならないよう、発注者の信頼を失わないよう現場が動いている時は常駐し、現場サイクルに合わせた計画・対応といった安全管理が必要です。また、国、県、市から発注される公共工事は、工事成績という点数がつけられ、その点数が次回の工事受注に大きな影響を及ぼします。そのために、差別化を図ることを目的として見栄えの良い資料、現場でより品質を高められる工夫が望まれています。ただ、このようなことは他の産業から見れば当たり前のことであり、地域の利便性・安全性を高めることを目的とした建設工事を請け負う私たち加賀建設は、地域に住まれる人々から理解を得るためにも努力しなければなりません。
old_10old_09

これから
複雑な課題を抱える建設業において、私たち加賀建設は技術者ひとりの責任としない、会社をあげて支援する体制をつくっていきます。現場の計画・工程を作成する段階から社員を巻き込んでの議論を行うとともに、会社が把握した工程管理を行うことで、土休日や万が一の備えを万全とします。そして、お客様に対して私たちの方から積極的に情報を提供して、相互理解のある協同の環境をつくっていきます。また、女性に限らず若い入職者を育てるといった視点のもと、人に歩みよった教育プログラムを構築、実行していきます。
old_12old_13建設業。人口が著しく減少する社会において、新しい変化があるでしょう。それでも地域に住む人々の安全、安心を守るのが私たち加賀建設の仕事であり、新しい事業に加えて今ある社会資本の維持管理も大きな使命となってきます。

若い世代が今後も活躍できる場をつくり、より魅力ある産業になるよう考え行動していきます。私たちはお客様、地域に住む人々から必要とされる存在でなければなりません。社会から必要とされる建設業のあるべき姿をつくるべく、そして時代とともに進化できる産業となるべく貢献していきます。

地域が、建設業が輝くために。

old_11